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その3 深夜の!ナイトサファリ!  

ナイトサファリはシンガポールのほぼ真ん中に位置し、オーチャードから車でおよそ20分。園内は徒歩コースもあるが、トラムと呼ばれる乗り物に乗ってまわるのが一般的。また、トラムには2種類あり、英語便と、日本語便の2便があるようだった。

私らが園内に入ると、タイミングよく日本語号が発車するところだった。
それはラッキー。早速乗ってみよう。

そんなトラムは日本語号だけあって、もちろん乗客は皆日本人。

どう見ても新婚さんやら、どう見ても家族連れやらで車内はいっぱい。
海外にいると言う開放感からか、なにより彼らが騒々しいのが嫌になる。

そんな騒々しい日本人を乗せながらゆっくりとトラムは発車。
暗闇の中、ゆっくりと園内をまわりはじめる。

やがて草むらの向こうから、ゾウやらウマやらトラやらライオンやらの姿がうっすらと浮かび上がっては消えて行き、また次の動物が浮かんでは消えて行く。

そうして動物に近付くたびに、大声あげて騒ぐ日本人観光客。

「ほらほら見て見て。ライオンさんよ!!ライオンさん!!」

「パパッ、パパッ、パパァァ〜〜、しっかりビデオ撮ってる??」


ホリ君.......楽しそうやねぇ....

こんな暗闇でビデオが撮れている訳もないだろう?と思いつつ、私らも黙ってそのママさんが指差した方向を見る。

うむ。確かにライオンさんだ。

しかしながら、ナイトサファリなのでもちろん周囲は真っ暗闇。実際のところあまり良く見えないのだ(苦笑)

結局、ひとまわりしてトラムを降り、土産物屋に立ち寄ってナイトサファリ見学は終了。夜の方が生態系の違いが見れて面白い、と言われるが、昼間の方がいろいろとハッキリと見えていいのかも知れないと言うのが、正直な私らの感想だった。

そんなこんなでオーチャードへ戻るべく再びタクシーに。

が、最初の1台目はやはりと言うか断られた。何故に?

ひょっとしてタクシーにはそれぞれ行き先区域のようなものが決められているのではないだろうか?とも思ったのだが私の語学力では確かめようもない。

しばらく待ち、次に来たタクシーに声をかける。
これは「いいよ」ってな感じで頷いてくれた。どうにか帰る事ができる。やれやれ。

ホリ君と共に、ホッとして乗車。
が、ホッとできたのもつかの間。
日本ならどう考えてもスピード違反ってな位のスピードで、周囲の車をブンブン追い抜いて走るのだった。

ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜(恐)

つづく

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