笹野「序々に」
井口「って言う感じなんですね」
井口「はい。今日はもう、楽器も沢山ねぇ」
笹野「そうなんですよ。はい」
井口「なんか、ピアニカですよね。これ。」
村田「そうですね」
井口「懐かしいでね」
春口「ピアニカあり〜の、ってか、あの、これは何ですかね?」
春口「あの、聡子ちゃんが持ってるタマゴがあるんですけど」
(シャカシャカ♪)
有田「これ、シェーカーです」
(シャカシャカ♪)
笹野「これでリズムきざむと言うね」
有田「使います」
井口「へぇ〜」
井口「あとは、タンバリンと…」
笹野「タンバリンと、ウクレレと持ってきました」
春口「ギターもあり、そして、バイオリンが…」
井口「バイオリン」
春口「あるんですね」
笹野「う〜ん。バイオリン、上手いですよ。聡子ちゃん」
春口「これはでも、やられていたんですか?昔からバイオリン…」
有田「あ、習い事でやってたんです」
春口「あ、あの、お母さんに…」
有田「そうです」
春口「…やりなさいっ!とか」
笹野「神戸の、あの、芦屋のお嬢でしたよ」
井口「あ〜なるほど」
有田「過去形…」
(笑)
笹野「お嬢でした。」(笑)

井口「バイオリン出来るってすごいですよね。なかなかその、バンドの中でのバイオリンっていう楽器が入っているって…」
笹野「ちょっと聞いて下さいネ。私もやってたんです」
井口「おっ!」
笹野「バイオリン」
原田「最悪のバイオリン」(笑)
原田「ライブでやったなぁ、お前」
笹野「やったやった。3歳の頃からねやってたんですよ。そうなんやけど15年位やっていて、もう〜、全然、あの〜、音程がとれへんかったって言うね。最後まで。難しいんですよ。ホントに。バイオリンって」
井口「バイオリンってコードとかでやるんですか?あれはなんなんですか?音符?」
有田「コードとかじゃないですね」
笹野「フレットっていうのはギターではあるんですけどね。目盛りがね。それないんですよバイオリンには。だからホントに熟達して耳で聞いて音を出す、って言う…」
春口「そうですよね。書いてませんもんね。しるしがないっていうか。感覚とか自分の耳でおさえないといけない」
有田「そうですよね」
笹野「まぁ、そのクラシック仕込みでばんばん弾いてくれますから。あとから」(笑)
井口「今日は生ライブもあると言う事で。楽しみなんですが」
春口「でもあの〜。一番、京都町内会バンドで気になったのは、この名前の由来なんですけど…」
井口「そうですよね」
春口「誰が付けたのか、どういう理由でとかね。」
笹野「あーーー。京都町内会バンドね」
春口「ええ」
井口「町内会って言うのがまたね。京都っぽいですね」
笹野「そうですか〜」
井口「はい」
笹野「いや、実はあんまり町内会で盛り上がってないんですけどね。最近京都も」(笑)
井口「そうなんですか」
笹野「あの、地域の時代とか言いますけど、全然ダメなんですよね」
原田「長老が、もう新しいものを拒んで…」
笹野「拒んで拒んで」
原田「新参者はスキな事が出来ない…」
笹野「そう。京都の実情なんで。そこは若い息吹きで。町興しをしようと…」
原田「そんなに高い志しか?」(笑)
笹野「いや、今、思い付くままに言うてるねん」(笑)
原田「怖いわ…」
笹野「そうそうそう」
原田「外側から京都っぽいって言われる名前を、まぁ、なんて言うんかなぁ。この笹野っ風呂敷広げたがりなんですよ」(笑)
笹野「風呂敷、ばーーーーーっ広げて、すぐたたむんですよ。パタパタパタって」(笑)
原田「勢い付けて風呂敷広げる名前で」
井口「はい」
原田「『もう、私、ヒラメイてんやんかぁ〜』とか」(笑)
原田「『ほな、もう、聞こうか?』『京都町内会バンドってイケてると思わへん?』」
笹野「めちゃイケやん」(笑)
井口「最初、聞いた時はどう思ったんですか?」
原田「えとね、絶句かな。」
  (爆)
笹野「あんた、分かってないね。分かってない」

笹野「いや、もう、最近、痛いトコつきって言うのが私スキなんです。基本的に」
笹野「痛いトコの、こう〜、ど真ん中どこやって言うトコを探して見つかったら嬉しくって」

井口「あ〜〜〜〜。はいはいはいはい」
笹野「京都町内会バンドって、めちゃめちゃ痛い、ストライクど真ん中でしょ」
春口?「う〜ん」
笹野「これは、い〜んちゃうか?と、思って」
春口「これでも、皆さんは反対意見はなかったんですか?」
原田「も、反対意見聞かへん」(爆)
春口「俺、このままがいい、とか」
原田「優しい圧力団体…」
笹野「団体って一人しかいてへん」
井口「他の方、何か案とかなかったんですか?」
原田「大体、バンド名付けるって言う発想自体が、バンドになっていないと気持ちの中で思っていたから」
笹野「カタチから入るのスキなんです」
原田「その時は何人になるかも解らなかった。で、町内会やからどんどん入れていったらいいやないか、と。」
笹野「そうそうそう」
原田「って言う発想やったんやけど、あの〜、4人がそろってみると、有田が一番最後に来たんですけど、『この4人で一応、打止めでもいいんかな』って言うくらい、こ器用な連中が集まってたんですわ」
笹野「そうやねぇ」
原田「有田、ベース弾きつつ、バイオリン弾きつつ、歌うたいつつ。で、村田君は、あの〜、ピアノとピアニカと、で、アレンジを基本的にやってくれてるし、で、詩曲は僕と笹野でやってるし、ちょっとこの4人でしばらくやってみよか、と、言う感じになって早3年」
井口「早3年」
笹野「そうですね。97年から。97年の夏くらいやったかな」
原田「う〜ん。なんとなく出来て、なんとなく解散できず…」(笑)
笹野「したいんかぃ!!解散!ぇっ!」(笑)
原田「ここまでやってきたんです」


→続き

←戻る