<< Travel Top
< RUSSIA Top
第2章 第4話 ウラジオストック  

 ウラジオストックでの最初の朝。天気も良いので、朝からぶらぶらと外へ出てみることにしよう。ホテルのすぐ近くは海岸だ。
 海岸では泳いでいる人は子どもくらいしかいないのだが、日光浴をする人で賑わっていた。しばらくぼ〜っと眺めていたが、ふとロシアへ来た重大任務を思い出す。

(トップレスを探さねば!)

 海外のビーチと言えばトップレス(なのか?)。と、言う事で、うろうろしつつ浜辺で粘る事1時間(笑)。苦労の末、遂に遭遇。若干おばさん気味なのはこの際仕方なしとしよう。

 少々満足気に、浜辺近くの水族館へと足をのばしてみる。
 入場料(脚注)を支払い、薄暗い館内へと足を踏み入れる。がらんと広い館内。”広い”と言うよりも、あまりの水槽の淋しさに広さが目立つ、と言う表現の方が正しいかも。

 最初に目についたものは剥製のアシカやウミガメ。ちょっと沢山ありすぎて気持ち悪い。次に小さい水槽で泳ぎ回る金魚などの姿。更に奥にはメインの展示物らしきチョウザメと共に泳ぐ錦鯉の姿。

「何?何?何故、鯉とサメが一緒に泳ぐ??」

 それでもこの水族館の目玉展示物のようで、観光客らが写真をとったり、子どもらが群がって見てたりする。2階は何かと階段を上がってみると資料室のようで、ホルマリンに浸けられた標本の数々が。

「うぎ〜〜〜〜。気持ち悪ぅ〜〜」

 こんなトホホ的要素の強い水族館でも、ロシア人にとっては結構楽しいのだろう....(きっと)

つづく

< before

next >


脚注:入館料は20pと30pの合計50p取られた。何故?



↑錦鯉となかよく泳ぐチョウザメ君