井口 アルバムね、『かけぶとん』であったりね、『HIMAGINE』だったりね
原田 怒られてる?
笹野 責められてる?
井口 いやいやいや。ちょっと謎があるような。さらっと
笹野 語尾上がってる?
井口 『アルバム出来たんですよ〜、サマーバケーショーン!』とかやったら、夏の歌って分かるじゃないですか
笹野 サマーバケーションって
井口 いやいや
笹野 逆にいいですよ
原田 新しい
笹野 新しい
笹野 チューブもびっくり、みたいにね

井口 大体、意味合いって言うか、歌詞の内容が分かったりするような感じがあったりするじゃないですか。ジャケットでもタイトルがバーンと出て思い浮かべますけど、その、毎回、凝ってるって言うか
笹野 あ、そうかねぇ
原田 結構笹野って、だって寝起きにさ、ばっと寝起きに『柔らかいから、たこみたいねこみたい』って発想が。そんな奴、い〜へんやん
笹野 そうかなぁ。寝起きってあぶない所にいてへん?
上田 寝起きってものすごい機嫌悪いじゃないですか
笹野 夢見てるじゃないですか。その続きなんですよ。寝起きって
井口、上田 あ〜〜〜〜
笹野 そこでなんかこう残像みたいなのが残ってて。夢の。なぁ、ありちゃんそんなんない?
上田 無理矢理同意を求められてません?
笹野 夢の話させたらこの人ほんまに面白いんですよ
井口 で、その体ふにゃふにゃって言う『たこみたい ねこみたい』からは、聡子ちゃんの声やったわけですかね
笹野 もう、これね、間違いなく。私も頑張ってね、歌は何年も歌ってきてますけど、せやけどね、ちょっとね、かなわないんですね。最近は
原田 最近は勝てへんな
笹野 勝てへんな
原田 なんか俺と笹野は演歌っぽくなってきたわ。
笹野 ちょっとね。あの、ハートマークとスペードマークとデュエット印がこう
上田 聡子ちゃん自身はどうなんですか。自分がこう、来たなって言う感じはあるんですか
笹野 聞いたって下さい
井口 あたしのしたい放題とか
有田 そんなんないですよ
笹野 いや、腹の中で狙ってるんですよ。着々と
上田 虎視眈々とね
井口 そしてまだその力も出ていない
笹野 今に見とれよ、と
笹野 コワイ女ですよ(笑)
原田 つぶそうとしてんの?
井口 どうですか?聡子ちゃんは
有田 なんか歌ってていいんかな〜って感じですよ。ホントに
有田 つぶさんといて下さい
原田 色んな事がね。井上君が入ったじゃないですか。キーボードで井上君が入って、で、ウチのバンドは入るとやさしい圧力団体みたいなもんやから(笑)
笹野 あぶないね、その表現が
上田 微妙な意味やね
井口 一番こわい
原田 まぁどうかな、そろそろ曲でも、って感じで、井上君の曲が一曲あるといいねとなってね、まぁ、それはみんなでミーティングをしていたわけ

井口 井上さん入られてどれくらいですか
笹野 去年の秋からやな
原田 去年の秋くらい。去年の秋、ここ出してもらった時はもう自宅練習してたんで
笹野 勤勉なんですよ。彼が
原田 無事クリスマスを過ぎてね、井上君がメンバーとしてね。だんだん定着していったし
笹野 ま、馴染んできて
原田 次のステップに井上の曲があったらいいんちゃうかと、ミーティングしたら、その日の晩に笹野がメールで直で詞を井上の所に、はい、ばーっと送りつけて
笹野 これに曲をつけーって(笑)
原田 『ピーンときぃひんかったら、つけんでもいいし。曲は。』次の練習までに曲が出来てへんかったら、『今年にピーンときてなかったって事やな』って笹野に言われると、だから絶対つけなあかんと
笹野 そんなつもりちゃうかったんすよ
井口 何をさしおいても曲つけな
原田 頑張ってしゃべらんかい
笹野 しっかり言うたな。ついにあれを
井上 でもあれでしたよ。ほんとに....あの......書かせて頂きますと言う感じで書きましたよ。正座して。ものすごい圧力感じるんですよ。後でひどい目にあわされるじゃないかとか
原田 お前、井上正座して『たこみたい ねこみたい』。な、後で聞いてもらうけど、その後。うれた桃みたいって、どんなけ柔らかいねん。正座して(笑)
笹野 そう、背筋伸ばしてね
原田 ほんでまぁ書いてきたわけなんですけど、これがまぁ、新しい風をね。ウチのバンドに運んでる男なんですから
井口 曲調なんかぜんぜん違いますね
笹野 むちゃむちゃね、ヒットメーカーの予感が
井口 曲調が変わってる上にボーカルがね、聡子ちゃんだったんで
笹野 あのね、そうなんです〜
井口 やっぱタイトルになってるから笹野さん、歌ってはるんかなって最初聞く前思ってたんですけど
笹野 もう、おばちゃんとおっちゃんねだいぶ後ろへ退いた
笹野 あとは若い人達で

井口 あ〜〜
笹野 そういう感じで
原田 見合いの後半か、俺等(笑)
笹野 そんな感じなんですけどね

井口 でも、今回ミニアルバムは笹野さんも原田さんも歌ってる曲がね
笹野 そうなんですよ。一応ね
原田 歌ってるっていうか
原田 あのね、今回アルバムは『たこみたい ねこみたい』は僕らの中ではシングル扱い。流れで行くと僕らアルバムアルバムと言ってきたけれども、CD屋さん行くとね、マキシシングルってものすごいやないですか
笹野 そやね
原田 これはマキシシングルってやつを出してみたいって思ったんですけど、作ってるうちにねボーカルが3人じゃないですか、有田と笹野と原田で。結構1/3づつくらいになって、有田の勢いにおされて
井口 はいはいはい
原田 で、ま、3人の曲を1曲づつ入れると、マキシシングルと言うかミニアルバム
笹野 の方が落ち着くなぁ
原田 って訳にはなったんですけど。まぁまぁ、作ってみようと言う事になったんです。で、ちょっと実験的にそれぞれ自分の書いた詩は歌ってないです。今回は
笹野 あ、ほんまやね。今、気がついた私。そうですわ
原田 僕が笹野の詞、有田も笹野の詞で、笹野は僕が書いたやつをちょっと手直ししてって言う感じで。比較的自分の曲を自分で歌うって事が多かったのですけど、今回、結構、いろいろな
原田 そうういう意味で、なんて言うかなシェイクされた部分も
笹野 そうやね


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