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ウラジオストック鉄道事情
(後編:ロシアの車窓から編)
 
 

 一口にウラジオストックと言っても広いです。人々は周辺の町から自家用車やバス、鉄道によって通勤したり遊びに来ていたりするようです。
 しかしながら、鉄道の需要は車ほど多くはないようで、本数はおおむねラッシュ時で1時間に2本程度。日中は1時間〜2時間に1本程度と、日本のローカル線のような感じでした。

 ウラジオストックを出た後しばらくは工場や町並みが続きますが、フタラヤレチカを過ぎると進行方向左手にアムール湾が広がります。
 時折貨物列車などとすれ違いながら列車は海岸に沿って走り、のどかな風景が続きます。

 

切符 → 

カッサで行き先と枚数を告げ、お金を払い 
受け取ったのがこんな切符でした。 

スーパーのレシートみたいで味気ないです。 

 

ウラジオストック駅発近郊線時刻表(抜粋)

 

 ←左表の時刻表(抜粋)のように列車は
 概ねラッシュ時で1時間に2本。
 それ以外の時間帯は1〜2時間に1本程度。
 乗り遅れないように気を付けて下さい。

 列車は発車のおよそ10分から5分程前に入線
 してきます。

 時刻  行き先
 7:25  Кипарисово
 8:20  Уссурийск
 8:50  Кипарисово
 9:10  Аыем
 10:08  Кипарисово
 12:05  Кипарисово
 13:10  Кипарисово

 

フタラヤレチカ駅→ 

ウラジオ駅から約10分。2駅目。 
住宅地の広がる郊外の駅です。 
ロシアのほとんどの駅がそうなのでしょうが、 
ホームしかありません。 

写真の電車は郊外路線の典型的な客車。 
頑丈そうです。 

車内の様子は最後の写真をご覧下さい。 

 ←線路に沿って広がるアムール湾

 フタラヤレチカ駅を過ぎると暫くは海岸線が続きます。
 夏場でしたら海水浴客の姿も見られます。

 画像中央にバラバラちらばる枕木は、数日前にウラジオを襲った洪水により流出されたものと思われる。

 名実共に『ウオッシュアウェイ』されてました(苦笑)

 近辺では作業員が復旧作業を行っていました。

ロシアの車窓から→ 

車内はこんな感じです。 
ウラジオ発車後は結構乗客も多く、 
座れない人も多いのですが、 
郊外へと走るにつれてお客も少なくなります。 

シートは穴が開いていたりする上、 
座りごごちも悪いです。 

時折、アイスクリームの車内販売があったりします。 

 ←ウゴリナヤ駅

 ウラジオ駅から約1時間。
 ロシア号も停車する駅であるだけに
 ホームの長さはハンパじゃないです。

 また、この駅はナホトカ方面への
 分岐点でもあるようです。