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第5章 第5話 シベリア行って、ピロシキ食って。  

 ユジノサハリンスクの街中を適当にぶらぶら歩くが、ウラジオストック程楽しくない。人が少ない事で活気が無いように見えるのと、街が広くて店が点在してる事がそう思わせているのだろう。しばらく歩くと、1件のスーパーマーケット(のような)店を見つけたので、とりあえず入ってみた。

 店内には酒からお菓子、パン、野菜に肉などが売られてる。いろいろ、あれこれ物色。なにやらあやしげなスナック菓子を発見。日本への土産に買っていこうと思い、目の前にいた店員に話しかけてみた。すると、店員があれこれ言ってくる。
 どうやらこの店での買い方は、先にカッサで買いたい物の代金を支払い、レシートを売り場へ持って行って商品を受け取るというシステムのようだった。ロシア語の出来ない私はちんぷんかんぷん。それでもスナック菓子とパンとを購入。店を出ようとした際、店員になんか言われたような気がしたが、なんかトラブるのもいやなので、そのまま気付かないふりして店を出る。

 その数件隣にプレイステーションのロゴを掲げた店を発見。

 (ロシアでプレステ??)

 恐る恐る店内に入ってみると、そこはCDとゲーム販売店。薄暗い店内にCDやらテープやら架けられていて、奥のカウンターにゲームソフトが置かれている。ゲームボーイカラーが2500p!。まさか日本製のゲーム機が売られてるとは...

 ホテルへ戻る途中、小腹もすいたので、道端の露店でピロシキとアイスを購入。食べつつ歩く。今回の旅で買い食いしたピロシキの総数は6個。それぞれにいろんな味があった。それにしても、本場のピロシキはでかくて食べごたえがあったなぁ。

 そんなこんないろんな事を思い返しながら、ホテルでテレビを付けるとNHKのBS1が映っていた。日本との身近さを感じながら、ロシアでの最後の夜は更けていった。

つづく  

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ユジノサハリンスクの町並み。
道路も歩道もお庭も広い。広すぎる。