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第4話 日本海は快晴なり |
朝。周囲は見渡す限りの海。他には何も見えない。 ボリュームあふれる朝食を食べてしまうと、他に何もする事はない。他の皆は...と思えば、石田君は部屋で本を読み、ひろひろりん君はロシア人とチェスをし、そして私はと言うと、甲板でスケッチをしていた。 「タイクツだタイクツだ」と言いながらも、あっと言う間に晩御飯の時間が過ぎる。ショータイムまでの間は甲板でみんなで喋り倒す。ショータイムは昨日と同じような感じで幕を閉じるが、終わってみれば石田君とコバヤシ君がロシア人のおねーちゃん達をナンパ(?)しているではないですか!「ここは年上として一言注意せねば」と、私も乱入。そして皆で記念撮影。いい記念になりました。 夜が明け、甲板に出ると水平線に緑の陸地が低く横たわっている。いよいよロシアだ。 陸地が少しづつ広がり、建物がぽつぽつと増えていく。やがて町並みが迫り、ロシア海軍の軍艦の並ぶ横をル−シ−号は通り岩壁に接岸。 さぁ上陸だ。 つづく
脚注1:何かのチームらしい。揃いのユニフォームを着ていた。 |