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第5話 ソミョン  

お腹もいっぱいになり、地下鉄に乗って若者の町とも言われるソミョンへ。
一流ホテルであるロッテホテルやデパートが建つ一方で、古くからの路地裏には露店が沢山立ち並ぶ。

ここでは世界地図と漫画を求めて書店巡りを行なった。
世界地図はすぐに見つかり、子ども向けの廉価なモノを手に入れる事ができたのだが、意外と見つからなかったのが漫画の方。

そもそも、漫画が見つからない。
小説のような本に挿し絵が多めにある本ならば見つけたのだが、コマ割りされてフキだしのついているような漫画は見当たらない。ましてや日本の漫画のハングル版などは全然見つけられなかった。

それでも負けじと本屋という本屋を探してまわり歩く。幸いにもグアムやシンガポールよりも書店の数が多いのは助かった。
そうして何軒か目に古本屋らしき店でハングル版の『ドラゴンボール』と『スラムダンク』を発見!
探せばあるものだ。
友達へのお土産用に『ドラゴンボール』を1冊購入。しかし古書でなく、新書で欲しかったので更に別の書店を探し求めよう。

一旦、ホテルへ戻り出直そうと考え、再度地下鉄へ。と、駅で一人の少年が近付いてきた。しかも、私に向かって早口で何か喋ってる。
何だろう?
何となく道を尋ねているようにも聞こえるが、なにぶん私はハングルは全く分からない。こうなったら仕方ない。最後の手段だ。

「ごめんなぁ〜。ウチ、日本から来たからわからへんねん」

日本語で。しかも大阪弁ではっきりと言ってやったのがよかったのか、少年はがっかりした顔つきになり、さっさとその場を去っていった....

つづく

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地下鉄に乗って、びょ〜〜んとソミョンへ。

 

空手みたいなものショー(謎)