その7

 

一夜明けました。
グァム2日目。
子どもらは興奮してか、起きるのが早い。
朝はゆっくりしたいのだが…

朝食までまだ少し時間があったので、ホテル裏に面してる海岸に出てみる。
すぐ目の前に小さな島がある。
遠浅なので、歩いてでも渡れそうだ。

 


深そうに見えるが、珊瑚の島なので遠浅。

 

海岸はお世辞にもキレイとは言えず、ワカメか何かの海草がそこここに帯状になって波に打ち上げられている。
同じグァムでもタモン地区のビーチはキレイなのだろうが、こちら側は泳ぎには適しているとは言えない感じだ。
ちなみにグァムの海岸は珊瑚の砕けたカケラが沢山散らばっていて足に刺さると危ないので、素足は厳禁である。

さて、適当にぶらぶらしているうちに朝食タイム。
ホテルのレストランへと向かう。

朝食はバイキング。
特に「グァムだ!」と言うような食事はなく、よくあるような玉子やらソーセージやらポテトやらと言った感じ。
客も日本人と韓国人ばっかり。
だから、ご飯や味噌汁もある。キムチもあったような気が…

適当に腹へ詰め込み、部屋へと戻ってプールへの支度。
水着に着替え、必要な荷物を持って、部屋からそのまま直接隣接のプールへと向かう。
(後で知ったのだが、ホテル内は水着での歩行は禁止だとか。でも皆やってるが…)
プールは2箇所。
流れるプールなどのある大きい方は1時間程時間をおいてから開くそうで、まずは小さい方のプールへ向かう。

が、外に出ると風が強い。
寒っ!
いくらグァムとはいえ、11月。
そりゃ、肌寒かろう。

寒いが折角来たのでプールに入る(←このあたりが貧乏臭い)
やっぱ寒い。

絶えられなくなりジャグジーへ。
更に、ついさっきまで青空だったのが、向こうの丘から黒い雲がみるみる広がり、空を覆ったと思ったら、あれよあれよと言う間にスコール。

ざかざかざかざか――――――

そんな訳なので、皆寒さを避けるため、ジャグジーへと集まったため、ジャグジーはぎっちぎち。
なのに、息子は怖がってかジャグジーへ入ろうとはしない。
かたくなに拒み、寒さに耐える。
うむ、日本男児の鑑といえよう。これぞ大和魂だ。

 

しかしスコールも、ざかっと降ってはさっと去り、何事もなかったようにまた強い晴れ間が広がる。
そしてその頃には広い方のプールの開業が知らされ、次々と人は大きいプールへと移動し、こっちのプールは人もまばらになってきた。
私達もあとからついて広い方のプールへと移動。

さすがにこっちはメインのプールだけあって、チューブスライダー、造波プール、流れるプールなどいろいろ揃っている。
シーズンも外れているため人影もまばらで、子ども用の浅いプールで子ども達は楽しそうに遊ぶのだった。

つづく