その6

 

グァムにいくつかあるショッピングモールの一つ。『マイクロネシア・モール』。
日本で言えば、イオンモールの小さい版なのだが、基本、日本人が泊まるようなホテルからなら、バスが出ている。

グァムでは観光客向けにホテル街(タモン地区)からショッピングセンターへと巡回するバスがある。その名も『赤いシャトルバス』
もちろん有料なのだが、今回は4日間通してのフリーパスを購入。
いつでも乗り降りできる。
バスはホテル前から概ね10〜20分間隔で出ており、方面によっていくつかのルートがあるが、バス車体に日本語で大きく書かれているので、まず迷うことはない。
わからないようなら、大抵乗り場に係員がいるので、聞くと間違いはない。

 


『赤いシャトルバス』の乗車パス。
取り扱い会社によりデザインが異なるが、効果は同じ。
有効期限は裏面に記載されているが、表しか見せないから意味ないような…

 

私達の泊まったホテルは一般にグァムのホテル街と呼ばれるタモン地区から若干西へ離れたタムニン地区と呼ばれるところにある『オンワード・ビーチ・リゾート』。
何故、そっちにしたかと言うと、安いから。(高いほうのフロアもある)
それにプールもついてるし、朝食付きだし、と言うのもあるが。

一息つき終えて、ホテル前からバスに乗車。
バスは途中で『プレミアム・アウトレット』、『Kマート』を経由して、『マイクロネシアモール』へと向かう。

2階建てのマイクロネシアモールはグアム最大級のショッピング街が謳い文句だったような記憶があるのだが、10数年ぶりに改めて訪れたそこは店内の様子も変わり、かつてほどの賑やかさは薄れているような感じがする。

空き店舗も目立ち、天気のせいか、時間のせいか、なんとなく薄暗い。
活気が足りない。
日本の地方都市のショッピングセンターにでもいるような感じがした。

モールは中央のホールから放射状に3方向だか4方向だかに通路が伸び、その通路両側に店舗が並ぶ。
1階はアクセサリーの店や衣類など。

そんなちょっと寂れた感じのセンターでも子どもらは楽しいらしく、さっさと走って進んで行く。
ずんずん進んで行った子どもであったが、ホールであるものを見つけて、はたと足が止まった。

ホールの端にモニュメントとしてピタゴラ装置のようなものが置かれていた。

15年前にもあったなぁと眺めつつ、子どもらは上から音を立ててリズミカルに落ちる玉に夢中。
子ども達がここを離れないので、まずは私が子どもを見ててヨメが周辺店舗散策へ向かう。

 


こんな子どもだましに大夢中。
(まあ、子どもなのだが…)

 

ヨメが周辺散策から戻ってきて交代。
次は私が周辺散策へ向かう。
ぐるっと1階を一回りした後、2階へ。
2階はフードコートとゲームコーナー。書店やおもちゃ屋、映画館などが連なっていた。
おもちゃ屋には『Wii』の偽モノっぽいものが並んでいたw

特に見るものもなく、ヨメ達と合流。
2階のフードコートで夕食をとることにする。

外国行って何が困るか、というといくつもあるのだが、一つには食べ物の分量がどの程度がわからない、というのがある。
それでも自分一人の旅行ならまだしも、今回のように子ども連れとなると難しい。
思いのほか分量が沢山あって、残されるとかなわないし…
ま、フードコートなので、足りなければ追加すればいいか、と思い、何を食べたいか聞くと…

 

娘は…

 

「ハンバーガー」

 

息子は…

 

「焼きそば」

 

それって日本でも食べられるやん… _| ̄|○

てことで、娘はバーバーキングのハンバーガーを。
私は中華惣菜のような店があったので、そこで焼きそばを含む数品を頼んだ。
ご飯とスープと、あと好きな惣菜3品選んで7ドル(だったかな?)。
安いなぁと思ったが、お茶を頼んだら10ドルになった。
お茶、ったって500mlのペットボトルのお茶である。
それだけが失敗だったな。

 


あのお茶が失敗。

 

ヨメも似たようなものを注文して息子と分けて食べる。
すぐ近くのテーブルでは地元の人だろうか、外人(当然グアムでは私達が外人だが)の親子がちらちらこっちを見ている。

食後、ゲームコーナーで遊びたい、と訴える子ども達をなだめすかし、バスでホテルへと戻ったのだった。

つづく