その3

 

電車を降り、駅からターミナルビルへと向かう。

案内に書かれていた旅行会社のカウンターで名前を告げ、必要書類や飛行機のチケットを受け取る。
時間に余裕はあったが特に空港内でぶらぶらする目的もないし、子どももいるので、そのままチェックインを済ませて出国手続きへと向かう。

家族での出国審査。

ヨメと息子、私と娘に別れて出国手続きを受けようとし、先にヨメと息子が行ったが、そこに私らも呼ばれた。
家族の場合は4人同時に行うのか?
それとも子どもが幼いからなのだろうか?
よくは分らないが出国審査は問題なく終了。

もうここは日本であって、日本でない。

さて、私たちの乗る飛行機は北ウイングの先端からであった。

 

ドイツ旅行の時もそうだったが、関空は広いので、チェックイン後、乗り場の通り客の便宜を図るため、ウイングシャトルという電車が走っている。
北ウイングと南ウイングそれぞれに、中間駅行きと、先端駅行きに分かれている。
私達は先端駅行きに乗る。

 

何しに来たんや (-。-;)

 

関西空港には確か2ケ所か3ケ所、子どもを遊ばせる場所があると事前にネットで調べていたので、そこへ向かい登場手続きまでそこで遊ばすことにした。

遊び場所と言っても12帖程度のスペースにウレタンか何かのマットを敷いているだけのスペース。しかし、それでも他に子どもいなかったからか、好き勝手に飛び跳ねて遊んでいた。

そうこうしている間にグァム行きデルタ航空便。搭乗手続きが始まりました、とのアナウンスが。

子どもに「もう行くよ」と呼ぶと、「もっと遊びたい」との返事が…

 

グァムよりも、こんな遊び場の方がいいのか?君らは?

_| ̄|○

さて、順々に搭乗手続きを行い、いよいよ飛行機へ。

私達の席は前後に2席ずつ。
前2席の窓側に娘が、隣に私が。
後2席の窓側に息子が、隣にヨメが座る。

時間になり、ゆっくりと飛行機は搭乗口を離れ、滑走路へと向かう。

が、途中で飛行機が止まり、そのまましばらく動かず。
離着陸の都合か、30分程そのまま止まっていただろうか。
最初こそ、手を振って見送っていた駐機場のスタッフも、いつまで経っても離陸しない飛行機にいつまでも手を振ってもいられず、いつのまにか居なくなっていた。

子ども達もいい加減イライラしてきた頃、ようやく滑走路の端へと移動。
滑走路の端からぐんぐん加速し、一気に上昇。

みるみるうちに飛行機は空港を離れ、海上へ。
高度を上げて、右に淡路島から徳島、左に和歌山を望みながらも、雲の中へと入り、上空高く上がるとあっと言うまに雲も足下のはるか下へ。

一路グアムへと向かうのであった。

つづく