プリーンから電車に乗り、無事、ミュンヘンへと戻ってくる。
一旦ホテルへ戻り、ちょっと一息。

さて、陽も沈んで晩ご飯。
Sバーンでミュンヘンの市街地中心部へ。
ガイドブックとかには必ず載っている超有名なお店『ホーフブロイハウス』へ向かう。

広い店内には沢山の人で賑わっている。
真ん中らあたりではバンドが生演奏。
とりあえず適当な席についたが、その後、そこは予約席だから、と席を移動させられた。
折角だし、生演奏のすぐ近くへ移動。

まずはビールを注文。
デカイのは飲めそうになかったので、取りあえず500ml位の細長いのを。
あとは、適当にポテトやら豚肉を揚げたモノやらを注文。

ミュンヘン名物の『白ソーセージ』も注文したが 、コレはちょっと私にはイマイチだった。

 


バンドの演奏

 

ソーセージと言うと、どうしても『パリッ!』とか『ポリッ!』とか久保田利●が音たてて食べてそうなイメージが日本では定着してて、私自身そう感じるのだが、白ソーセージは『フニャッ』としてて、どうもイメージと違う。
カマボコか、もしくは、ハンペンのような感じ。
なんか、白ソーセージは鮮度が命、とか言うから、あんまり遅い時間に食べるものじゃないかも知れない。

バンドの生演奏のすぐわきでは、時折踊るお客がいたりして、彼らを眺めているだけでも楽しい。

ホーフブロイハウスを十分堪能して、ミュンヘンの夜は更けていく。

ほろ酔い気分でホーフブロイハウスを出て、ホテルへ帰りついてホッと一息。
シャワーでも浴びて横になろうかなと思い、着替えを出そうとしてスーツケースへ手を伸ばす。

ところが、スーツケースの鍵が見当たらない。

右のポケットにも........ない。
左にも.........ない。
ズボンにも...........................ない。

 ...........ない.............ない!

スーツケースのカギがない!
Σ(゚Д゚;)

家のカギも一緒にない!
Σ(゚Д゚lll)

もう、シャワーどころではない。
部屋中隅々まで探したけれども、結局、スーツケースの鍵は見つからず。
落とした可能性があるとするならば、キームゼーから帰ってきて、ホーフブロイへ行く時に、駅で切符を買おうとした時しか思い当たらず。
心配するヨメをよそに、真夜中だけれど中央駅まで戻る。

駅中をうろうろ、キョロキョロして探し回る。
券売機のあたりもうろうろ、キョロキョロして探し回る。

しかし、当然と言えば当然だが、いくら探しても見つからない。

すっかり落胆して再びホテルへ。
スーツケースからたまたまパジャマは出していたので、とりあえず寝る分はどうにかなる。
明日着る服も、今着ている服を着続ければどうにかなる(汚いけれど)。
明後日には帰国するし、まあ2日くらいガマンすればええやろ。

しかし、どないしよう。

ヨメは家のスペアの鍵を持ってきてないし...

 

帰国しても家へ入れない?

 

(脚注)
【ホーフブロイハウス】
ミュンヘン市民はもちろん、世界中からの観光客でも賑わうビアハウス。
ガイドブックによると3階建てらしいが、私らは1階ででしか呑んでないので上の様子は知りません。
店内にはグッズショップもあり。

【白ソーセージ】
ミュンヘン名物で、仔牛の肉を使ったソーセージ。好き嫌いの好みは結構別れると思うのだが...x

 


白ソーセージ