お城に到着。
寒いのでさっさと入るが、中はほとんど人がいなくて閑散とした雰囲気。
同じルードヴィッヒ2世の建てた城でも、ノイシュバンシュタイン城とはすごい違い。

 


ヘレンキームゼー城

 

城内右手奥にチケットカウンターと土産物屋。更に奥にミュージアム。
城内見学そのものはガイドツアーになってて、所定の時間にならないと入れないのはノイシュバンシュタインと同じ。
しかし、日本語のガイドツアーはないとの事だった。
英語とドイツ語のガイドツアーが1時間おきだったかで交互に実施されており、そのどちらかで見て回ることになるのだが、丁度次の時間は英語のツアーだった。

ツアーまでまだしばらく時間があるので、とりあえずミュージアムへ入ってみる。
ミュージアムもやっぱり人はいない....と思ったら、いたではないですか!さっきの外人さんカップルが!

ここでもやっぱり不機嫌そうな顔つきで、さっさと見て回ってる。

むー。アヤシイ。

ミュージアムの方はお城の模型やら、ルードヴィッヒ2世のマントやらが展示されている。
まさにRPGゲームの世界。
展示品はそんなに多くないので、ツアーの待ち時間程度でさっくりと見て回れる。

そうこうしているうちに、ガイドツアーの時間到来。入り口前へ集合。

 

周辺には他に観光客らしき人は見ないし、もしや、と思ってたらやっぱり。
ガイドツアーは私ら2人と、不機嫌カップル2名の計4名だけ。

(あー。よりによって、コイツらといっしょかぁ...)

しかも、たったの4人だけですか。ガイドツアー。
ノイシュバンシュタイン城の時が70人位で見て回っていたので、随分な違い。

私らは日本人ということなので、ガイドさんから日本語で書かれたA4版の解説紙を渡してくれた。

さあ。出発♪

ヘレンキームゼー城は未完成の城なので、豪華絢爛に出来上がっている部分や部屋があるかと思えば、ドア1つ隔てるだけで隣の部屋では、レンガや材木丸出しの壁や床があったり。

 

 

順番にいくつかの部屋を巡り、本場のベルサイユ宮殿を模したとも言われる鏡の間へ。
鏡の間は本当に豪華絢爛。本場のを見た事はないけれども、これはこれでとても綺麗。
しかしながら、なかなかお手入れに手が届かないのか、予算が足りないのか、若干、ホコリっぽく見えたのが残念だ。

そんな感じでぐるっと城内一回りしてツアー終了。
説明の紙は記念にくれるものかと思ったら、出口で回収。

帰りも船着き場までひたすら歩くが、雪が止んでいるのと、ある程度帰りの見通しがたっている分、いくらかマシ。
でもやっぱり不機嫌カップルは最後まで不機嫌だった。 

プリーン港まで戻ってきて、カフェレストランがあったので、ここで遅めの昼食。
湖を眺めながら魚のソテーらしきものを食べて、ちょっと暖まる。

レストラン内では犬を連れて食事をしている人もいて、日本ではちょっと考えられないおだやかな感じだった。

 

 

(脚注)
【城内は...】
ノイシュバンシュタイン城同様、写真撮影禁止です。なので、このサイト上で掲載する画像もないので残念。

【日本語で書かれたA4版の解説紙】
単に要所要所の見どころが書かれた文章。コピー2枚程。