目が覚めて時計を見たら、深夜2時。思いっきり時差ボケ。

しゃーない。目がさえてしまったものは仕方がない。
とりあえずテレビをつけて時間をつぶそうと思ってつけてみたら、やっているのはテレビショッピングとピンク系番組ばかり。
どこの国でも深夜は同じようなものなのね。

そんなこんなで朝までうだうだしながら時間をつぶす。

数時間後。夜があけ、ヨメも起きてきた。ホテル1階のレストランへと降りる。
朝食はバイキング。ハム、ソーセージ、玉子やらパンにご飯やフルーツ類と多種多様。私はと言うと、ドイツに来ているにも関わらず、ごはんばっかり食べる。

食事もすみ、さあ市内観光へ。

 

 

まずは中央駅でフランクフルトカード(脚注)を購入。
地下鉄に乗って街中へ出てもいいのだが味気ないと思い、駅前から路面電車11番に乗車。

 


路面電車

 

ガタガタのんびり走って、レーマーへ。
レーマーはガイドブックに載る観光地とあって、広場は観光客で一杯。
日本人はもとより、欧米人やら中国人やら、そこかしこに写真を撮る人達であふれかえっている。
うろうろしてたら、日本人女性観光客に写真撮ってくれと声かけられた。 

ちょっとうるさい観光客から離れるべく、私らはマイン川を渡って対岸へ。
川べりをぶらぶら散歩し、川面を眺めながらベンチで休憩。
川べりでは散歩する人やらジョギングする人やらがちらほら。
観光客もここまでは来ないから、のんびりできる。

 


マイン川

 

川べりの道路は、道路に沿って博物館が立ち並んでいる事から、博物館通りとも呼ばれているそうだ。
ぶらぶらするうち、トイレへ行きたくなってきたので、いくつかある博物館の中から、映画博物館に入館。

地下1階、地上3階建てらしきその建物には、映画の歴史やらセットやらが展示。私らが入ったその時は、遠足らしき、20人位の子どもの団体が来ていて、展示物をきゃぁきゃぁ言いながら眺めていた。外国の子どもって可愛く見えるのが不思議。

一通りぶらっと見た後、昨日、晩ご飯を食べたシュワイザープラッツ近辺へ。
お昼ご飯を食べに行く。

 


古い町並みにトラムが似合う。

 

夜の風景とはまた違った感じ。通りを歩きながら昼食場所を探す。
ぶらぶら歩く途中、スーパーがあったので、吸い込まれるように入ってみる。
ソーセージや乳製品がいっぱい。また、ドイツ風スープの粉末やら、ドイツ独特のモンが売ってたりして、見ているだけでも結構面白い。

更に通りを歩くと、アメリカ風(?)のカフェ発見。看板に書かれていたお昼のランチがお得っぽかったので、つい入店する。

パスタを注文。結構旨い。

 


お昼のパスタ。コーヒーがたっぷり♪

食事を済ませると、地下鉄で市街中心部へと一旦戻り、劇場へ。
ドイツへ来たらミュージカルなどを見たいと思っていたのだが、日本では予約の仕方が判らず、結局、予約出来なかったのだ。そこでダメでもともと。直接劇場へと向かい、当日券の有無を聞いてみた。

しかし、返ってきた答えは...

 

『Sold Out!』

 

そりゃ、そうじゃろうなぁ。

ちょっとしょげつつ、引き続き市街地をぶらぶら。特に見たいと思う観光地もないので、いろんなお店を覗いたりして日本へのお土産を探し、一旦ホテルへ戻る。

ホテルで少し休んだ後、晩ご飯を求めて再び夜の街へ。

フランクフルトでまだ行ってないエリアへ行ってみようという事で、ゲーテ通りの方へと向かう。
通りを歩きつつ、何を食べようか検討。と、ファミレスのような店鋪で、日本語メニュー有ります、との表示があったので、そこに決定。

適当な席につき、メニューを拝見。
ウイナーシュニッツェルがあったので迷わずそれに決定。日本で言うところの、ただの『カツ』なんだが、ドイツで食べるとそれもまた旨い。何でも旨い。
フランクフルト最後の夜を楽しむ。

明日は移動だ。

 


ウイナーシュニッツエル

 

 

(脚注)

【フランクフルトカード】
市街エリアの電車・バス・路面電車が乗り放題になる上、いくつかの博物館が割引になるカード。他の都市にも同様のものがある。日本風に言えば「一日乗車券」ってヤツ。