14時55分。フランクフルト空港着。
さて、ここからが正念場。頼れるのは自分(とヨメ)だけだ。不安なまま、あてずっぽうに歩きまわり、入国審査を無事通過。荷物も受け取れた。
まずはホテルへと向かおう。 

空港の真下に電車の駅が乗り入れてあり、中央駅まで約10分。ドイツでは当たり前なんだけど、改札口がなくてフツーにホームまで入れるのに少し違和感を感じる。切符は既に空港内にあった自販機で買っていたので、そのまま電車に乗り込む。意外と混んでいる。軍人さんっぽい人の姿もあって、ちょっとビビリビビリ。

 

空港の周囲は森で被われ、しばらく電車は木々の中を走る。川を渡ると市街地が見えてくるが、再び電車は地下へともぐる。

フランクフルト中央駅到着。

地下ホームから地上に上がると、そこには銀河鉄道999さながらの歴史ある駅舎空間が広がっていた。
「おぉぉぉぉぉ。(感涙)」 (T_T)
鉄道ファンとしては、ただただ感動。

 


ホームのDB。普通の風景でも絵になる。

 

ホテル(脚注)は駅舎から道路一本隔てたすぐ近く。便利なのが嬉しい。
更に、このホテルのウリは、室内のミニバー(冷蔵庫)の中のドリンクが飲み放題って事。ドアの鍵が開けにくい事以外は、言うことないホテルでした。

 

 

荷物を置いて一息ついてから早速市内観光へと出る。
日本時間なら既に深夜0時頃なのだろうが、意外と元気なのにちょっと驚き。
まずは地下鉄にてレーマーへ。ガイドブックにあった鉄道模型の店とやらに入ってみるが、思っていたよりも品揃えが少なくてがっかり。あれなら日本の専門店の方が品揃えがいいだろう。

 


夕暮れの町並み

 

時間が遅いので観光ポイント的なものは行けず、ぶらぶら散歩がてら街をさまよい、フランクフルト名物のリンゴ酒を呑ませてくれる店を探す。

シュワイザープラッツ近辺へ向かう。
陽も沈み、時間も遅いのだが、このあたりは商店も人も多くて賑やか。花屋にはバラやチューリップが並ぶ。
と、道路奥まった所にある一件の居酒屋(脚注)にふと目がいってしまった。外から見ても、なんか感じがよさそう。異国のお店に入るのは不安だけれども、なによりお腹も空いたので、思いきって入ってみる。

店に入ると、客の目が一斉にこっちを向き、また、それぞれの世界へと戻った(ような気がした)。
ちょっとビクビク。
店員に案内されて、店の奥へ。間口の割には、意外にも店の奥はかなり広い。
私とヨメとでリンゴ酒を1杯ずつ頼み、あと、ニュルンベルガー・ソーセージとスープを注文。
ウエイターがプレーツェルを持って店内を歩き回っていたので、声をかけて1本頂いた。

 


ソーセージなどなど。

 

ここまで事故もなく、無事来れた事に乾杯。(既に新婚旅行のトキメキさはなく、個人旅行のサバイバルさしかない)
リンゴ酒は酸味がきつく、どちらかと言えば『お酢』のような印象。と、言うか、酢そのものか?とさえ言いたくなる。
しかし、ソーセージはさすがに本場。日本のソーセージも旨いが、ここのは香辛料がきいていて美味しい。
最近、よくデパートやスーパーで売っている『ハーブソーセージ』のような感じ、と言えば解りやすいか。
ならば、ドイツまで行かんでも、近所のスーパーで十分では?とのツッコミはなしね(笑)

 

 

(脚注)

【カートのままの下りエスカレーター】
 日本の空港ではエスカレーターのカート使用は禁止している事が多いと思いますが、ドイツではフツーに乗り降りしてました。カートはグリップを離すとタイヤロック状態になるのですが、恐怖心からつい握ってしまいそう(つまり、ロックされていない状態)になるのですよ。慣れないとコワイです。

【エクセルシオール】
 中央駅真横。道路隔ててすぐ。徒歩1分かからない(笑)
 イラストでは冷蔵庫をでかく書いてしまいましたが、あんなにでかくありません(笑)
 

【アドルフ・ヴァーグナー】
 シュヴァイツァープラッツ駅下車、南へ徒歩約2分。進行方向左手(東側)少し奥まったところにあり。
日本語メニューはありませんが、英語メニューがあるので、なんとかわかります。