関西電力未来エネルギー館

 

 

 

 

広い会場の北西の角っこ。
ピラミッド様式
(厳密には違うが)で、ギンギラギンにさりげなく建つパビリオン。
大阪万博の時のカナダ館もガラス張りの建物であり、何かで「太陽の反射で非常に暑かった…」との記述を目にしたが、きっとここも周囲はそこそこ暑かったのかもしれない。

展示物に関して言えば、未来エネルギーをテーマにしており、「原子力」を未来エネルギーに含めている点は、火力がメインだった当時ならではと言える。良くも悪くも、原子力発電の理解と普及に貢献しようとしている風にもとれる。

真向かいに松下館が建ち、形、展示コンセプト、エントランス前に風車を置いている点から、両者の間で非常に共通点が垣間見える。
関西電力館がガラス張りなのは、太陽光を反射して、松下館のソーラーパネルへ送っている…というのは、さすがに考えすぎだろうかw


 


コンパニオン

ちょっとSFちっくな、 円谷プロっぽい感じのデザイン。
赤と白(銀)の塗りわけがウルトラマンを連想させて、そう感じさせるのか。
上半身の無機質的なデザインの一方で、靴下に付いているボンボンが人間味を出している。


(夏服)

なぜ2種類もあるのだ―――
描くのが大変じゃないですか。 (ノД`)

夏服はスカートタイプ(※キュロットの可能性もあり。詳細不明)とパンツスタイルの2種類。
どういった点で使い分けをしていたのかは定かでないが、一見するとゴルフのキャディーさんにも見える。
まあ、それだけ冬服とは異なり、非常に親しみやすい感じに受け取れる。


記念スタンプ

逆三角形の中にパビリオン外観を配置したデザイン。
同デザインで青と緑の色違い。
個人的には色違いの場合は、三菱館のように片方を英文にするとか、ひねりが欲しかったなぁ。

「逆三角形」ってのは図形的に非常に不安定な形状。
三角形が関電館にとってシンボルの形であり、こだわるのもわかるが、デザイン的な観点から言えば、スタンプがまとまりのない配置であるのは否めない。
これなら、例えば外周を円にして、パビリオン外観を配置して…の方が落ち着いてよかったかも。