日本アイ・ビー・エム遣唐使館

 

 

 
×週囲 → ○周囲 

 

ブルーのピラミッド型が特徴的なIBM館。
しかし建物内部の殆どは復元された遣唐使船。
中央にずでーん、と鎮座されておりました。
で、壁側にコンピューターコーナーが設けられていて、入場者が体験できる、としうシステムでした。

当時、子どもだった私にとったら、IBMといえばコンピュータ会社の代名詞なようなものだったが、今のようにまだパソコンが身近じゃない時代だったので、生活に密着していない分、どうにもとっつきにくいイメージを勝手にもっていた。

なので、やっぱりここも見ていない。

「遣唐使船の復元」という、時代の最先端をいくIBMという企業にしてはアナログな内容だなぁと今にして思う一方、コンピューターゾーンを設けるところがIBMの意地でもあるのだろうなぁ

しかし、思うのですが、これだけの大きさの遣唐使船を復元して閉幕後に壊したとは思いにくいのですがねぇ。
復元とはいえ文化財的価値はあるでしょうし、その後30年、例えば奈良1300年祭や、上海万博でも遣唐使船は復元している訳ですし。わざわざ何度も復元するくらいなら、保存しておいてその後活用したら…とも思うのですが。
で、案の定閉幕後は神戸市へ寄贈されたとの記述は残っているのですが、どこへ行ったかまではわからずじまい(あんな大きなモノが…)
今でもどっかに残ってますかねぇ?やっぱり壊したのですかね?ご存知の方、情報求む!


 


コンパニオン

冬服かな、と思っていたら、資料を見る限りでは夏でもこの服を着ている場面があるのですよ(例:閉会式)。なので、合服、と言う考え方の方がいいかもしれませんが…

なんつーか、かっこいいっすね。
黒、グレー、シルバー。これだけっすよ。
そしてワンピースの下にはズボン。
先進的な色使いでありつつも、どことなく古代を連想させるデザインはよくできてます。
(※靴に関しては、関連資料の不足から、私の予想です)


(夏服)

こちらは夏服。結構シンプルですね。
正直、あまりお金をかけていないようにも見えなくも無い(←失礼)のですが、ベルトが青白のストライプにしているところと、首のスカーフが僅かながらの主張でしょうか。
尚、こちらに関しても、靴は資料不足により私の想像です。

記念スタンプ
 
私はスタンプ押印していなかったのですが、サイト「スタンプと駅弁の旅」の管理人「かっぱんだ」様のご好意にて、スタンプの転載許可をいただきました。
 
円形タイプの中央に遣唐使船がどっしりと。
おそらくコンパニオン衣装で胸に付けているエンブレムと同様のアングルではないでしょうか?

英語フォントがあまり見ないタイプの細字のさらっとしたものと、日本語フォントが重厚で力強い感じであるのが印象的。
パビリオンが青、コンパニオン衣装が黒・ベージュ・青なのに対して、スタンプは赤というのも面白い点でしょう。
まあ、遣唐使船に合わせたのでしょうが、展示された遣唐使船には船底の部分は復元されていません。