住友館

 

 

 

 

他のパビリオンがどれも奇抜な形で目立っている中、周囲の土地を若干高くして、建物を半地下に埋めている上に、周囲を樹木で囲まれている。その様子はまるで客から隠れているかのよう。
もっとも、周囲を樹木で覆っているのも、こじんまりとした建物であるのも、全てパイビリオン内容に合わせてのこと。
内容はコンピューターで制御された動物達の人形によるファンタジー劇の上演。観客は円形ステージを取り囲むようにして並べられた客席で観劇する。
客席…とは言うものの、正直、ベンチである。言い換えれば長椅子。もちろん劇内容のテーマに合わせてそうしてあるのだが、私としては、背もたれもなく、座り心地があまりよくなかったことだけは今でも覚えている。
ちなみにここは一緒に行った友達のおかんに並んでもらい、その間に私らは他のパビリオンへ走り、スタンプ収集(苦笑)



コンパニオン

森の中の案内役のような、パビリオンのテーマに沿ったデザインでまとめられている。
そういう観点での衣装は後にテーマパークで一般化するが、この当時としてはまだ珍しいと言えよう。
帽子のアクセントが犬の耳のようで可愛らしい。


(夏服)

夏服はこれまた一転して半そでスカートのワンピースとなる。
意匠も雰囲気は変わるものの、ウサギのイラストと五線譜・音符をあしらい、楽しさをアピール。
手持ちの資料が少なかったので、音符の位置等はあくまでイメージでw

 

記念スタンプ

他に種類があったかどうか定かでないが、私の手元にあるのはこの1種類のみ。
円錐状のパビリオンのシルエットの前で手をつないで跳ねる男の子、女の子のイメージ。
このデザインはスタンプ用のデザインではなく、住友館のマークとして旗などにもデザインされていた。
旗などのデザインにはいいかも知れないが、スタンプとしてみると、子どもの顔がのっぺらぼうというのも何とも気味が悪い。
パビリオン内容やコンパニオン衣装を楽しさで統一しているわりには、スタンプにはそこまで意識されていないのは残念。最後の最後で手を抜いた感じすらしてしまう。
もうちょっと楽しい意匠にしてほしかったかな。