松下館 風車の現状

 

人類が生活を営むために必要なエネルギー。
エジソンが電灯を発明して以来、あらゆるものが電化され、私たちの生活が便利になる一方で、その源をどうするか。
エネルギーの供給をどのようにして賄うか、が問題となってきました。
エネルギー問題が、人と人、国と国の争いの焦点ともなるほど、エネルギーは私たちの生活にとって重要なものなのです。

てことで。
またしても例によって字数を稼ぐためのどうでもいい話から始まりました。

ポートピア81の展示物ではエネルギーをテーマとしたパビリオンや展示物が多かったのも時代の象徴とも言えるのではないでしょうか。
その代表的なパビリオンの一つでもある「松下館」
ピラミッドを模したような三角形の建物の屋根には一面ソーラーパネルを設置。
太陽光からの発電を行うとともにパビリオン正面には風車のモニュメントを設置しました。

その風車が閉幕後に白浜エネルギーランドに移設されました。
白浜にあること自体は知っていたのですが、遠方のためなかなか行く機会に恵まれず、このたびようやく
(例によって青春18切符だが)訪れることができました。

京都からビューンと特急くろしおで3時間…といけばいいのですが、小遣いカットの貧乏旅行。京都から白浜まで5時間近くの長旅でございます。


やってきました。南紀白浜。
リゾート地の駅にしては、簡素です。

さて、そんな長旅の末、小雨降る中、白浜へ到着。
ここからはバスで白良浜へと向かう。
地方へ行くと、バスの本数が2時間に1本なんてことも珍しくないが、観光地だけあって1時間に2〜4本程度はあるので、結構助かる。

とれとれ市場を通り、漁港を通り、ホテル街を回って、白良浜へ。

バスを降りると目の前には砂浜が広がり、松の枝が風に揺れている。
白砂青松とはまさにこのこと。

しかし、目的地はこっちじゃない。
後ろッ側にそれはあった。

白浜エネルギーランドのエントランス近くにそびえ立つ、鉄塔と飛行機の胴体を模したような物体。
そう、これこそが松下館のエントランスで来館者を出迎えた”風車”そのものなのだ。

白をベースに若干カラフルに塗り替えられているが、よく見ると海辺に近いことと長年の風雨によるものからか、塗装剥げが目立つ。
風車であることの存在意義でもある”かざぐるま”は取り外されており、風車としての役割は果たしていない。言ってみればただの翼の折れたモニュメントだ。
胴体も左右に動いてなさそうな様子を見ると、鉄塔に固定されている可能性が高い。
まあ、羽がないんじゃ、回転しようがないんだけどさ。

もうちょっと近付いてじっくり観察したいのだが、駐車場の警備員というか誘導員というか、客も含めてまあまあの人がエントランス附近にいたので、ちょっと近寄りがたい。
そもそも、白浜来て、海へも行かず、一人で風車(のなれの果て)を眺めている、というだけも十分アヤシイ人なのだから、できれば余計なトラブルは起こしたくない。

遠目に数枚写真を撮って終了。

エネルギーランドが管理運営している限りは風車の運命も安泰と思いたいのだが、この手の鉄塔モノは経年劣化によって撤去されるのよくあるパターン。
大阪万博の太陽の塔程の文化的価値も見出してくれなさそうだから、劣化状況からして近い将来撤去されるのかなーってな気がしてならない。
そもそも、エネルギーランドの経営状態すら良く分からない。
経費を節減、となった場合に真っ先に風車の維持管理費用を削られそうで、そうなったらやはり撤去…てな運命をたどるのだろうなぁ。


そんなことを考えつつ、白浜エネルギーランドを後にし、崎の湯に浸かって長旅の疲れを癒すのだった。

※レポート:2013年8月

googleマップ 座標
33.680448,135.346369

白浜エネルギーランドへのアクセス
(電車・バス・徒歩)
 大阪・和歌山方面より特急くろしお乗車。白浜駅下車。
 明光バス三段壁方面行”白良浜バス停”下車。目の前。

(車)
 ・大阪、和歌山方面より、阪和自動車道南紀田辺IC
 IC通過後、白浜、白良浜方面へ


20分程で白良浜バス停着。

 

歩道を歩い先に見える物体は…

 

松下館の風車です!

 

錆や塗装剥げが目立つ…

 

別の角度から見ると、何が何やらわからない


今日も海の安全と、ビーチのおねぃさんを見守ってます。