何度も書いてますが、ポートピア'81開催時は私は小学5年生でした。
で、これもやはり何度も書いてますが、小学5年生がポートピアの会場でグッズを買いあさることなどよほどの金持ちでない限り無理ってな話です。庶民は連れて行ってもらえただけでも感謝、ってな時代でした。
また、今と違ってデジカメなんてモノは無い当時は、やはり小学5年生が写真を撮る事もハードルは高かった。(カメラを持ってなかった訳ではないのですが、フィルム代、現像代、プリント代を考えると、小学生の小遣いを大幅オーバー臨界点突破な勢いだったのです。当時は)
実家に帰れば親が撮った会場の写真があるかも知れない、と思い、帰省した折に探してみる事に。
古いアルバムの中に隠れてパビリオンの写真がいっぱい… とはいかず、カメラ好きな私の父でしたが同時に家族想いでもあったのか、家族写真がメインでサイトで紹介できるようなパビリオン写真は皆無でございました。
写真は無い、グッズは無い。ないないづくしではじめたサイトでしたが、ネットの普及とともにある便利なシステムが出現・普及しました。
ネットオークション
11歳の私が当時買えなかった物が、ネットで手に入るのようになったのです。
もっとも出品されるものも正直あまりコレといった物も無く、記念乗車券や絵葉書、記念切手などが中心。
私自身、グッズなら何でも欲しい、という人ではなく、本当にコレ必要!と思った物で、尚且つ小遣いの範囲内(40年経っても小遣いの呪縛から解き放たれない悲しい運命)でしか狙わないので、目に付いた出品物は大人買いしてしまえっ!てな訳でもございません。
さて、そんなある日、オークションをチェックしてたらとんでもないものが出品されてました。
関係者かよほどの趣味者しか手に入らないであろう図録や写真、記録。各種資料などなど。いずれも貴重なものばかり。数が多いので4つに分けられて出品されてました。
いずれもここで逃したら2度と手に入らないマニア堪能のグッズばかり。
チェックしていたのは私だけではなく、他にも数人いるようで価格はどんどん釣りあがる。
出品されていた4点すべてを落札したかったものの、小遣いの壁に阻まれ、私は1点にのみ集中投下する作戦へ。
結果、パンフレットや当時物の新聞がまとめられた物を落札いたしました。
数日後。
届いた落札物を見て改めて驚き。
新聞類はきれいに折りたたまれ袋に入れられており、パンフレット類はクリアポケットのファイルに一枚ずつ丁寧に収納されていました。頻繁に開いた様子も見られず、保存状態は大変良いものでした。
そして驚くべきことに、パンフレットや招待状など、どう見ても一般人では手に入らない物が多数含まれている事でした。。
惜しくも落札は逃したものの、他の3点も似たような貴重な物ばかりなのでしょう。
にしても、これだけの数を収集し、最高の状態で保存しているあなたは何者なのですか?
さぞや名のある収集家とお見受けしたが、その貴重な収集品を手放してオークションに出される。という事は、あまり考えたくはないけれども、もしかしてお亡くなりになりご家族様が出品されたのかなぁとか考えてしまう。
もしそうならば、私の役割はただ収集品を公開するよーーってだけでなくて、その方の意思を継ぐ事になるのかなぁとか考えると、より一層重みが増すなぁと思うのでした。
(といいつつ、マイペースにやるけどさw)