静かな静かな朝だった

作詞/笹野みちる
作曲/笹野みちる

この気持ちを無にしてなるものか
この気持ちを無にしてなるものか

あれほどきれいな眼差しを 最後に見せてくれたこと
あなたの背中はやさしくて 凛としてて あたたかかった
どちらの音だかわからない 胸のビートが響いてた

少しだけ髪をなでてみた
そのままずっと 動けなかった 全てが消えた
静かな静かな朝だった

この気持ちを無にしてなるものか
この気持ちを汚してなるものか

分かちあったもの もらったもの 沸き起こるものの全てを天に
天に返します 神様 どうか私たちの上に 優しい雨を
くまなく雨を降らせてよ 雨を降らせて 光の雨を

少しだけ髪が 濡れていた
そのとき全ての 動きが止んだ ひとつになった
静かな静かな朝だった

この気持ちを無にしてなるものか
この気持ちを無にしてなるものか
この気持ちを汚してなるものか
この瞳を曇らせてなるものか

とてつもなく 胸が熱かった
そのとき全ての 未来と過去が ひとつに溶けた
静かな静かな 朝だった

 

ミチルンサトコ「バンカラシングル vol.0」収録