窓の下

作詞/笹野みちる
作曲/出雲麻紀子

あの子の窓はいつでも閉めたまま
カーテン越しに明かりは見えてるのに
道端に立つ僕の心はダイナマイト
気付かれぬよう電信柱になろう

寝ても覚めてもカツをいれても
あの子の指がグルグル
僕の脳ミソ シェイクする

たった一度のニアミス事故だろうか
おののきながら今日も窓の下に立つ

寝ても覚めても座禅組んでも
僕のおなかはペコペコ
くだけ散っても窓の下

あの子はちゃんと好きな子がいて
わかってるよ わかってるけど
どうして なんで いつも窓の下
「僕等はちゃんと友達だろ?」
わかってるよ わかってるけど
どうして なんで 僕はこんな気持ちなのか

覚えていても忘れていてもきっと
あの子の中で僕は育ってるだろう
そろそろこれで引きあげようとしたら
小さな月が屋根から顔を出した

寝ても覚めても涙飲んでも
あの子のことがあふれて
泳ぎ泳いで窓の下

あの子はちゃんと好きな子がいて
わかってたよ わかってたけど
どうして なんで 今日も窓の下
「僕等はちゃんと友達だろ?」
わかってるよ わかってるけど
どうして なんで 僕はこんな気持ちなのか

寝ても覚めても心閉じても
すきまに風が吹き込んで
ふらりふらふら窓の下

あの子はちゃんと好きな子がいて
わかってるよ わかってるけど
どうして なんで いつも窓の下
「僕等はちゃんと友達だろ?」
わかってるよ わかってるけど
どうして なんで いつも見上げてるのだろう

どうして なんで いつも窓の下...

 

ソロ1stアルバム「ささのみちる」収録