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着ぶくれしたチビが二人 並んで低い木の柵に座ってる
背丈はちょうど同じぐらい ３歳になるかならないか
頭の角度もほぼ同じ 二人して上の方を見てる
何があるのかと思ったが とりたてて何があるわけでもない
過ぎ去り際に突然ヤツラ 振りかぶってこっちを見た
一斉にこっちを見て３人の目がバッチリとあった
通り過ぎてから慌てて伏し目がちに微笑んでみたけど
その笑顔はもう見えなかった
あの子達にはもう見えなかった
少し経つと犬の散歩の群 ほとんど服を着てる
服を着て地べたを這いつくばる コイのえさになりそうな犬ばかり
ミニチュアロングヘアダックスのしっぽが地面を引きずってる
てててててててててててててててててててててててててててて
目を閉じれば立体音響３D カラスの鳴き声
枝という枝から響き渡る 暗くくぐもった声
どうして私を追い払うの どうして道にごはんを捨てるの
どうしてネットをかけたりするの そんなものすぐに暴いてやる
風は強く 日差しは熱く 車はうるさく ジャンベは響く
空は青く 便所は臭く 枯れ葉はそよぐ 私は頷く
夢みたいなもの 結びついた幻
夢みたいなもの 睦みあった幻
夢みたいなもの 結びついた幻
夢みたいなもの 睦みあった幻
いとしい いとおしい
「ほうきを逆さまにしたような雄大な姿が見事です」
俺はこうだから仕方がない私はこうだから仕方がない
ヘタクソなブルース進行 抱っこされた赤ちゃん 独り言
どこからともなく鈴の音 ゆるやかな舞 えらやっちゃよいよいよい
やっとな やっとな やっとな やっとな
風は強く 日差しは熱く 車はうるさく ジャンベは響く
空は青く 便所は臭く 枯れ葉はそよぐ 私は頷く
夢みたいなもの 結びついた幻
夢みたいなもの 睦みあった幻
夢みたいなもの 結びついた幻
夢みたいなもの 睦みあった幻
いとしい いとおしい
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