「かなしくてかなしくてとてもやりきれない」と歌った人は偉大で
例えようもない悲しみをうたったらこれ以外ないんだろう。
そんなことをしみじみ感じる日がくるなんて、思っても見なかったけど
いまはこのフレーズがやけに頭からはなれない。
人の事を信じて生きてきた。
基本、性善説で生きてきた。
だけれども、人に裏切られた朝、君なら何をおもう?
人に裏切られた朝、君なら何をおおもう?
私はこの素敵なフレーズが頭をよぎって、すこし救われたよ。
そう、やりきれないんだって。
もう一度人を信じる方法を教えてくれる学校を知っているかい?
知ってたら教えてほしいんだ。
きっと私に今一番必要なことだから。
まぁ、そんな方法なくったって、たぶん今まで通り生きていくけどね。
一つしか生き方を知らないから。
かなしくてかなしくてとてもやりきれない以上の悲しみはあるのかな。
きっと空しさに救いはないし、燃えたぎる苦しみは明日もつづくのさ。
猜疑と希望と欲望と一握りの自尊心。
未来は一体どこにあるのだろう。
未来は一体どこにあるのだろう。
覆水盆に返らずとはよくいったもので
受けてしまった悲しみはもう二度と戻せない。
つらいつらいと泣いてばかりいるのも大事だけど
戦うしかないことは知ってるんだ。
でもまだちょっと元気がでないな。
だからせめてこの悲しみを詩(うた)にしよう。
このやるせない悲しみをせめて君に伝えよう。
せめて君に伝えよう。
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