Sin

あざやかだった季節が
紫色に暮れてゆく
降り積もる想いに打たれて
守れると思った
消えないとずっと信じてた

約束達のぬけがらが
足跡みたいに落ちてた
ひろうことさえもせずに
ああ それでも僕は望みを託すのでしょうか
繰り返す過ちを後にして
まっ白になった青写真
描きかけで止まったキャンパス

咲き誇ろうとする力
踏みつけようとする力
裏表なのだと知りつつ
ああ それでも僕の歩みは続くのでしょうか
引き起こす涙を振り切りながら
前だけ見つめて歩くのでしょうか
ぶり返す疼きを隠して

長かった冬は去って
また春がこようとしている
続いてゆく時間と
手つかずのままのキャンバス

 

1stアルバム「HIIMAGINE」収録
97年5月4日渋谷にて初披露