過去を捨てさせて下さい
バッサリと何事もなかったかのように
未来を訊かないで下さい
広々と真っ白でいさせて下さい
どこにも向かわずに 誰にも向かわずに
心の砂利を どけたあと
ひとひらの 花を見つめていたいのです
誰だと尋ねないで下さい
過ぎゆく雑踏の一人でいさせて下さい
何故だと 問わないで下さい
訊かれても 真っ白だと答えさせて下さい
どこにも向かわずに 誰にも向かわずに
心の砂利を どけたあと
ひとひらの 花を見つめていたいのです
どこにも向かわずに 誰にも向かわずに
心の砂利を どけたあと
ひとひらの 花を見つめていたいのです
|